第251回 最近の教育情報

「生存競争で生き残る者は、強い者ではない。変化に対応できる者である」という言葉があります。最近の教育情報を見ていると、10月から始まった「幼保無償化」をうまく利用した「バイリンガル幼稚園」が生まれている、というものがあります。これは、「やる気スイッチグループ」が全国に展開する予定のものです。

この幼稚園の扱いは認可外保育施設であるため、月謝は月10万円前後です。しかし、今回からの制度変更で、3~5歳児では国から3万7千円の補助が出るため、高額な月謝の負担感も軽減されるようです。この情報を知って、「なんと素早い対応だろうか」と驚きました。

また、神奈川県では全ての県立高校で、生徒が私物のスマホを学習に利用できる環境を整えるそうです。すでに川崎市にある県立生田高校では、スマホの利用による授業が行われ、成果も出始めているようです。ただし、スマホを授業で活用する前提として、ユーザーIDとパスワードは絶対人に教えないとか、充電は自宅で行う、などの利用ルールが定められているようです。高校生のスマホ所有率は現在、9割を超えているようです。こういう取り組みも、時代の変化に対応していると言えるでしょう。