第229回 全てが変わる5Gインパクト
4月15日発行の『日経ビジネス』に、表題のような特集記事が載っていました。これを読んでいると、「もし全世界に5Gが普及すると、ビックリするような生活の変化が起きるのではないか」
と感じました。今年の4月1日から5日まで、ドイツで開かれた世界最大級の産業器機見本市「ハノーバーメッセ」では、今年のテーマは5Gだったそうです。
5Gの通信速度は、現在の4Gの20~100倍と言われ、例えば4Gで約5分かかっていた2時間程度の映画のダウンロードが、5Gではたった3秒で済むそうです。このような利点があるため、5Gを利用すれば、自動運転や遠隔地からの操縦、そしてリアルタイムの手術などが可能になるようです。日本では、2020年くらいからスマホ向けのサービスが始まるようです。このサービスでは、例えばプロ野球の試合で、スタジアムの臨場感を全方位のVR(仮想現実)で体験できたりするそうです。また、ゆくゆくは「車の予約をしてからしばらくすると、玄関前に車が止まる。そして、そのドアが自動で開き、家族全員が乗り込むと、そこはまるでリビングルーム。各自がその中で食事をしたり、本を読んだりしているうちに、目的地に着く」などの世界が現実化するかもしれません。正に夢のような世界が待っているようにも思われます。
しかし、そこには問題点や危険も潜んでいるのかもしれません。例えば、その5Gの発する電波は人間の体に害を及ぼしたりしないのか、などの危惧もあります。また、各個人のプライバシーは保たれるのか、などの不安もあるようです。
何はともあれ、これからの世の中は大きな変化が起こりそうです。先手先手でしっかり先のことを考えていきたいものです。