第530回 知られざる刑務所の「食」の世界
皆さんは日々のニュースや情報を何から入手していますか。主にスマホから得ているという人も多いことでしょう。私はそれとともに日本講演新聞から得ています。そこでは未知の世界の情報を得ることができます。
例えば,刑務所での食事についてです。
普通に考えると,「刑務所には学校と同じように給食のおばちゃんがいて,その方々の作った食事を食べている」と思いますよね。それは違うのです。刑務所に配属されている管理栄養士さんの指導の下に受刑者自身が作っているのです。ただし,調理現場には包丁もありますし,火も使うので,担当する人は素行などで高い評価を得ている受刑者が割り振られます。また,材料費の予算は1人1日600円程度しかなく,食材の調達や料理法には特に気を使うようです。
これらの内部実状については,『めざせ!ムショラン三ツ星-刑務所栄養士,今日も受刑者とクサくないメシ作ります』黒柳桂子著〈朝日新聞出版〉に詳しく書かれているようです。それらの内部実状を知ったからと言って,私たちの日々の生活が大きく変わるわけではありませんが,いろいろな世界の実状を知ることは,とても興味深いものです。
