第226回 『受験と進学の新常識』

先日、上記の本を読みました。著者はおおたとしまさ氏、出版社は新潮社です。この本を読むと、中学受験や高校受験の実状や、塾、予備校選びの注意点などがよくわかります。

また、東大合格への秘訣などが述べられていて、これから子どもにそのような進路を進ませたいと考えている保護者には、有益な情報であると感じました。また、面白い情報として「受験エリートでなくても医師になる方法」などが紹介されていました。これを知って、私は「なるほど、そんな道もあるのか。とても興味深い方法だ」と感じました。

また、大学入試改革の行方についての記述にも、興味深い意見が書かれていました。例えば、記述式の採点については、「いくら専門の業者でも、50万人分の答案を採点できるほど、専門の職員がいるとは考えられない。実際は、大量のアルバイトに採点させることになるだろう。それなら、記述式問題を出す意味は薄れてしまうのではないのか」などです。

詳しくは本書に譲るとして、今後の教育の流れなどがよくわかり、大変役に立つ本だと感じました。ご興味のある方は、是非ご一読下さい。