第60回 定価販売に異議あり?
日本では、ほとんどの商品が定価販売ですが、それは世界の常識でしょうか。
海外へ行くと、商品は値切るのがあたり前で、定価で買うとバカを見るのが現実という国もあります。日本においても、おなじみさんの価格と、めったに来ないお客への価格が同じだとしたら、むしろ不公平という考えも成り立ちます。
そこで、日本でも伊藤忠などが、お客によって販売価格を変えられるというシステムを開発しているようです。このシステムは、ポイントカードと連動していて、来店頻度の高い人には割引率を高めるなどの操作が可能になっているようです。
そのシステムがうまく稼働すれば、顧客の囲い込みは、ますます完璧になるような気がします。これからの日本はますます人口減が進むので、このようなサービスをいち早く取り入れたところが、勝ち残っていくのかもしれません。