第59回 脳を活性化させる重要性
脳を発達させるには、「あっ、わかった!」というような「アハ!体験」を積み重ねるのが大切だといわれています。それは、人は何かに気付いたり、ひらめいたりするときに、脳の細胞が活性化するからです。
ここで少し脳の体操をしてみましょう。
「ま、ま、き、め」という言葉を並べかえ、意味のある単語にして下さい。
それは「まめまき」ですね。こうした問題を解くことは、前頭葉の血流を良くし、脳の活性化に役立つようです。
では、次の問題はどうでしょうか。私自身では数分間を使って考えましたが、どれ一つとしてわかりませんでした。
1「さるなくのはな」
2「たらいおそうじ」
3「とりいせんせい」
いかがでしょうか。世の中には、特殊な能力をもった子どもたちがいます。ある実験では、その子どもたち50人全員が、3秒以内で正解をだしてしまったそうです。
答えは次の通りです。
1「はるのななくさ」
2「らじおたいそう」
3「せいりせいとん」
この答えを聞いて、「あっ、そうか!」とわかった方も多いことでしょう。その瞬間の気持ちの良さが「アハ!体験」だそうです。新しい発想や斬新なアイデアは、このようなときに生まれるようです。