第531回 助手席に座った宇宙人
次の話も日本講演新聞で読んだ中部支局長の山本孝弘氏のエッセーからのものです。
先日,山本氏は中学2年の娘さんと車で買い物に行きました。その時,運転する氏の隣りの席に座った娘さんが「なんで運転手さんの横の席を『助手席』って言うの?」と聞いてこられたそうです。私はそれを知って「確かに変だ。この娘さんの指摘は鋭い!」と感じました。
この言葉の由来は次の通りです。
車が出現し始めた大正時代の車は今より車高がずっと高く,着物姿で乗り降りするのはとても大変だったそうです。そこでその頃の車には,運転手の隣りの席にその乗り降りを手伝う人が乗っていたそうです。よって,その人が座る席が「助手席」と呼ばれるようになった訳です。何事にも疑問を持つのはいいことですね。
さて,車を発進させると,娘さんが「ガンダで行こう」と言ったそうです。私たちの年代では「ガンダ」と言えば「ガンダム」のことかな?と思ってしまいます。そこで「ガンダってどんな意味?」と聞いたそうです。すると「ガンガンダッシュ(急いで行こう)」の略語だったようです。その他,「大草原不可避」が「大爆笑」だったり,知らない言葉がどんどん出てきたそうです。これらのやりとりの中で山田氏は娘さんを「宇宙人のようだ!」と感じたとのことです。
