第41回 「下條村」に学べ

皆さんは、長野県にある下條村をご存知ですか。これから日本は、人口減少や高齢化が急速に進んで、「消滅危機」の市区町村が増えてきます。その中にあって、下條村は早くも活性化に大成功した村です。

下條村では村長のもと、次のような方策を立てたそうです。
1.国の補助金無しで、若者向けの村営住宅を建て、2LDKで33,000円の家賃で貸し出した。ただし入居の条件は、子持ちか結婚予定者のみとして、村の行事参加と消防団に加入とのこと。
2.子どもは高卒まで医療費を無料にし、教育費は国の半分以下に下げ、子育て応援基金を作った。
3.役場の職員を民間企業に出向させて、民間の厳しさを学ばせ、人員を半分にした。

その他にもいろいろな無駄を省き、その結果浮いた費用を使い、出産祝いを20万円も出したり、子育て世代を優遇する方策をどんどんとったそうです。その結果、出生率は全国平均(1.41)を上回り、1.86となり、全国から「若者が集まる村」と注目されているそうです。

塾にとって、出生率増加は嬉しいニュースです。下條村でできたことを国でもすれば、日本はもっと繁栄するだろうなと感じました。