第40回 良い習慣を身につける練習

先日のブログで、社会活動家のプレム・ラワット氏の講演内容について書きました。氏の話したことについて,さらに私が感じたことを書きます。

私はスポーツが好きで,冬にはスキーをします。私は出身が山国のため,中学生の頃からスキーをしていました。ですから,スキー歴は何と55年になります。しかし,私はそれを我流で覚えたために,練習を積んでもいつまでたってもうまくなりませんでした。特にスキーは板がカービングという形になり,昔の滑り方とは変わってしまいました。

そこで私は自己流の練習をやめ,初心に戻ってスキースクールに入り,一から滑り方を学びました。すると,徐々にスキーが上達してきました。時々昔の悪い癖が出ますが,その度ごとにコーチの指導を思い出し,「良い型」が身に付くよう何回も練習しています。

私は,プレム・ラワット氏のいう,日常生活における「日々の練習」とは正にこれと同じことだと思いました。つまり,「すぐにカッとなりやすい」などの悪癖を反省せず,それを毎日毎日やり続けると,その癖がますます強く固まってしまい,悪くなる一方となります。そしてまわりの人はどんどん離れていきます。

その反対に,「人に優しく,いつも感謝の気持ちをもって人と接しよう」と思い,「ありがとう」などの言葉をたくさん言うような「練習」をしている人のまわりには,多くの人が集まってきます。私は「倫理法人会」という早朝勉強会で「人としての良い生き方」を学んでいますが,そこでの学びを日々生かし,たくさん「練習」して,ますます自分を磨いていこうと改めて思いました。