第39回 毎日の練習

「毎日の練習」というと、何かスポーツのトレーニングのように思われます。しかしそれは、そのような種類のトレーニングだけにとどまらず、日常のささいなことにも通じるとのことで、この「毎日の練習」というアイデアは、社会活動家のプレム・ラワット氏の文章からいただきました。

例えば、すぐに怒ったりする人のことを考えてみましょう。

その人は、「何かちょっとしたことがあると、すぐ怒る」という練習を毎日行っているそうです。そして、それを積み重ねることにより、「何かあったらすぐ怒る」ということをますます上手にしているとのことです。

その一方で、普通の人ならカッとなって怒ることでも、平然として、ニコニコとやりすごせる人もいます。そのような人は「いつも平然としてやさしくしている」という練習を日々していることでしょう。ラワット氏の文を読んで、私もいつもニコニコし、穏やかな気持ちでいるように日々練習を積み重ねていきたいものだと、意を強くしました。