第263回 30年のリズム感

私は、ある記事を通じ、以下の「30年のリズム感」という歴史のとらえ方を知り、とても興味を覚えました。このアイディアは、「論語とそろばん」を説き、資本主義の父と呼ばれた渋沢栄一氏の玄孫である渋沢健氏によって、提唱されたものです。

それによると、各時代は次のようにとらえられるそうです。

1870年~1900年 江戸時代の常識が破壊された「破壊の30年」

1900年~1930年 日露戦争に象徴される新興国日本が先進国に仲間入りする「繁栄の30年」

1930年~1960年 第二次世界大戦に代表される戦争の時代となった「破壊の30年」

1960年~1990年 高度経済成長期でありジャパン・アズ・NO.1と言われた「繁栄の30年」

1990年~2020年 バブル崩壊から失われた数十年と言われる「破壊の30年」

これらは陰陽の関係にあり、60年が一周期となっているとのことです。このリズム感で行けば、2020年~2050年の「繁栄の30年」となりそうですが、皆様の感覚ではいかがでしょうか。いずれにしても、2020年から世界が平和に向かうよう、願いたいものです。