第209回 皮膚感覚の大切さ

発達支援コーチである灰谷孝氏の講演のダイジェスト文を読んでいて、「なるほど!」と勉強になることがたくさんありました。それは、「皮膚感覚の大切さ」です。

動物の卵子は、受精した後、次々に細胞分裂していろいろな器官が作られていきます。その時に、脳と皮膚は同じ部分から生まれるのです。そのため、皮膚感覚を磨くということは、脳の発達と連動するのだそうです。この発達は、3歳頃までに活発に行われるそうで、赤ちゃんが寝返りをうったり、抱っこされたりすることも、その成長にとって大切なことだそうです。それらの発達にとって大切な時期には、子どもはよく水遊びや泥んこ遊びをやりたがるそうです。子どもは本能的にそれらの遊びを求めるようです。

私自身も小さい頃、川遊びや泥んこ遊びが大好きでしたが、それはそのような理由に基づくものだったとわかりました。小さい子をもつ保護者の方々は、子どもの脳を育てるという意味でも、子どもにそのような遊びを思う存分させてあげることが大切なようです。