第205回 日本人の3人に1人がかかる病気
このようなタイトルを見ると、多くの人は「それはガン?」と思われるかもしれません。いえ、違います。それは「痔(じ)」です。
私もかつて密かに悩んだことがありました。私の場合は、しばらくしたら自然に治りましたが、世の中には医者に行くことが恥ずかしく、ずっと悩んでいる人も少なくないようです。また医者に行くと、手術を勧められるのではないか」と恐れている人もいることでしょう。
私は先日、そのような人に是非おすすめしたいという本を読みました。その本のタイトルは、『38万人を診た専門医が教える 自分で痔を治す方法』平田雅彦著〈アチーブメント出版〉です。これを読むと、痔は生活習慣病の一種なので、生活スタイルを変えれば3ヶ月で改善できることがわかります。さらに、それだけではなく、血圧や血糖値、中性脂肪やコレステロールの数値が下がる、体重がスルスルと減るなどの効果も生まれるそうです。
痔は肛門の粘膜の炎症が原因です。その炎症を引き起こす要因は、次の7つです。
① 便秘、下痢
② 飲酒
③ 女性の生理
④ 肉体疲労
⑤ ストレス
⑥ 冷え
⑦ 長時間のデスクワーク
このような一見、何でもないようなことの積み重ねが「痔」を引き起こすそうです。
逆に「痔」を直すには、これらの要因を改善することが大切とのことで、手術は最後の手段のようです。詳しくは本書に譲りますが、これを読んで、私の場合はお酒の飲み過ぎには気をつけようと痛感しました。私が痔になったときを振り返ってみると、過度な飲酒をしたときでした。この本に書いてあることは、正にその通りだと思いました。