第201回 魚が朝と夕方に良く釣れるのはなぜ?

上記の質問に対し、皆様は何と答えますか。私は、「魚も人間と同じく、朝や夕方にお腹がすくのだろう。だから、その時間帯に釣り竿にエサをつけて海に投げれば、魚が食いついてくるのだろう。」と考えていました。しかし、ある記事を読んでいて、それは浅はかな考えだと知り、自分の無知さを恥ずかしく思いました。正しくは次の通りだそうです。

夜明けの頃、海の中の様子は次の通りです。
① 海中には植物プランクトンと動物プランクトンがいる。
② 朝、空が明るくなると、植物プランクトンが太陽の光を使って光合成をしようと、浮上してくる。
③ それらの植物プランクトンを追って、動物プランクトンが集まってくる。
④ それを食べようと小魚が集まり、さらに大きな魚も集まってくる。

では、夕方はどうでしょうか。夕方頃の海の様子は次の通りです。
① 夕方になり、太陽の光が弱まると、日光を嫌う夜行性の動物プランクトンが活動を始める。
② すると、それを食べようとする小魚が集まり、さらに大きな魚も集まってくる。

いかがでしょうか。私は、海中におけるこのような食物連鎖を知って、とても興味深く感じました。