第176回 大徳寺納豆

前回は花粉症対策について書きましたが、今回はその続きです。

酒粕を食べるという花粉症対策について、知り合いのお医者さんにお話ししたところ、その先生から、とても興味深い話をお聞きしました。その先生は、このようにお話し下さいました。「鳥居さん、酒粕もいいけど、お酒の酵母は単一なので、その酒粕の酵母菌がその人の腸内細菌と合うかどうかはわからないよ。それよりもっとすごい発酵食品があるよ。

それは『大徳寺納豆』だ。これは何百という菌の集合体なので、その人の腸内細菌と合いやすく、お勧めだよ。」

大徳寺は私の家の近所ということもあり、早速それを買い求めに行きました。その納豆は、夏の間2ヶ月をかけて、じっくり発酵させてできるとのことで、見た目はウサギの糞を小さくしたような感じです。恐る恐る口に含んでみると、少し塩味がある何とも不思議な味で、癖になりそうな感じです。お店の人によると、それはお茶を飲むときにつまんでもいいし、料理の隠し味としても利用できるそうです。

その先生は、「花粉症対策として食べるなら、1日ほんの少量を摂ればいい」とおっしゃっていました。そこで私は、それを早速、朝晩食べることにしました。結果が出たら、またご報告します。

日本には、古くから伝わるいろいろな食べ物があるものですね。とても驚きました。この大徳寺納豆は、通販でも購入できるそうです。ご興味がおありの方は、是非ネットで調べてみて下さい。