第177回 ある結婚式に参加して感じたこと
私は先日、友人の息子さんの結婚式に出席しました。そこで驚いたことは、「いかに来場者にサプライズを与え、楽しんでもらうか」に徹していたことです。式場の中の至る所、例えばトイレの中にも、来場者への歓迎のメッセージが書かれた自分たちの前撮りの写真が飾られている、などです。披露宴も冒頭に「皆さん、今日は大いに楽しんで下さい」という新郎新婦の挨拶があったきりで、来賓の長々とした祝辞は一切ありませんでした。
また、披露宴の途中で、何か歌などの出し物はないのかな、と思っていると、最後の最後に沖縄の三線の歌い手さんが登場して盛り上げ、ついには皆一斉に立ち上がり、それに合わせて式場の周りを踊り回るなどのハプニングもありました。
これらのことを通じ、何事につけても自分たち中心でなく、いかに相手の気持ちを考え、喜んでもらうかという相手目線が大切であると、つくづくと感じました。