第136回 小学生への英語教育

私共は、夏の展示会に参加するために、全国に出かけています。そこで色々な情報交換をして、つくづく思うことがあります。それは、これから始まる小学校の英語教育です。

小5から英語が教科として加わり、週2回の授業が行われます。そして、中学の英語では、それを前提とした教科書による指導となります。小5、小6で、既に一般動詞の過去形まで習うようですから、中1の教科書はそれを前提とした内容になることでしょう。

今でも小学生は盛りだくさんのことを学んでいますが、更にその上に英語が加わることになります。勉強の消化不良を起こさないでしょうか。また、中学生で既に英語の落ちこぼれとなる生徒を作り出さないでしょうか。そして、小学校の先生は、上手に英語を教えられるのでしょうか。このように、少し考えただけでも色々な不安や疑問が湧き起こります。

しかし、見方を変えれば「ビジネスチャンスは世の中が変化するときにやってくる」ということも言えるので、塾にとっては、英語教育の変化がチャンス到来となるかもしれません。このように、小学生の英語教育の変化については、今後、注意深く観察していくことが大切なように感じます。