第552回 「すぐやる」の効用

「~しなければいけない」という用事には,必ず「期限」があります。そのような用事に対して皆様は「まだまだ時間的余裕があるから,もう少し後でもいいや」と,ギリギリまで延ばすタイプでしょうか。それとも「期限までに何か重大なことが起きるかもしれないので,早め早めに片付けておこう」と行動する方でしょうか。

私はというと,とても心配症で,周りの人から「まだまだずっと先のことだから,そんなに慌ててやらなくてもいいのに…。」と笑われるくらい「何でもすぐやる」性分です。

それには過去の苦い経験があります。私たちの大切な仕事の一つに,「全国の展示会回り」があります。これは1年に2~3回,全国の塾教材販売会社が各地で各社の教材を展示し,塾の先生方に見ていただくというものです。特に1月に開かれる展示会は,3月からの教材採択にとって特に重要で,その日程は遅くとも12月には発表されます。ある年のこと,私はある地方都市の展示会参加を任されていました。その参加には前日ホテルに宿泊するという段取りでした。私はその予約について「どうせその時期のホテルはガラガラだろうから,まぁ一週間前くらいに予約すればいいや。」と高を括っていました。

ところが,その時期に予約の手配をすると,どのホテルも満室なのです。その理由を知って,慌てました。ちょうどその日に医学関係の大きな学会が開催されることになっていたのです。
私は仕方なく,その都市からずいぶん離れた不便な場所のホテルに泊まらざるを得なくなりました。

このことがあってから私は,宿泊の予定が決まったらその日程が何カ月先だろうと,すぐ予約を取るという習慣を身に付けました。それに付随して「何事もすぐやる」ことをモットーにしています。
このブログも,1か月先ぐらいのストックを保持していますが,それはこの先,「いつ何が起きるかわからないし,その時になって慌てないように書き貯めておこう。」という気持ちからです。

「何事もすぐやる」は,実務的な面だけでなく,心の健康にとっても良い習慣ではないかと感じています。