第495回 北海道の自然探訪

先日,小グループで北海道の自然を観察するツアーに参加してきました。まずお目当てはタンチョウの繁殖地として知られる鶴居村でのタンチョウの観察です。タンチョウのねぐらは何と雪裡川の中です。なぜ川の中なのでしょう。

一般的な答えとしては「キツネなどに襲われにくいから」というものでしょう。しかしそれは違います。

正確には「氷点下となる雪の中と違い,川の中の温度は5~6度のため,暖かくて過ごしやすいから」です。タンチョウはこの写真のように川の中で寝起きするのです。
https://www.tsumugi.ne.jp/blog_torii/IMG_7942.html

さて,タンチョウの様子をしばらく観察すると,タンチョウのいろいろな行動が見られます。今回の観察でとても好運だったのは,タンチョウの交尾の様子を見られたことです。厳粛な自然の営みが見られ,とても感激しました。
https://youtube.com/shorts/JkYSEQ4lXVY?feature=share

また,車で北海道の大自然を走っていると,いろいろな動物に出会います。以下の映像はようやく露出した地面から必死にエサを探しているシカの様子です。
https://youtube.com/shorts/3fOrqukyLPk?feature=share
どんな動物も生き抜くのに必死になっていることがわかります。

次は日中は木のウロなどの中でまどろんでいるエゾフクロウの姿です。これを見つけるには相当な経験が必要で,ガイドさんの眼力には頭が下がります。
https://www.tsumugi.ne.jp/blog_torii/IMG_7983.html
https://www.tsumugi.ne.jp/blog_torii/IMG_7979.html

最後は知床半島に流れ着いた流氷の写真です。
https://www.tsumugi.ne.jp/blog_torii/IMG_7969.html

遠くロシアからはるばる流れ着いたということに思いを馳せると,感激もひとしおです。北海道にはまだまだ豊かな自然が残されています。これらを大切に守っていきたいものです。