第484回 はたらく細胞
正月休みに「はたらく細胞」という映画を見に行きました。どちらかというと子ども向けのものですが,私の専門の理科に関する映画なので,興味半分で鑑賞しました。
ストーリーはシンプルで,母を亡くした父と娘の物語と,体の中の擬人化した赤血球や白血球が登場します。この映画を観ると,体内での細胞や赤血球,白血球がどのように働いているのかがとても良くわかります。また,癌細胞や白血病などについて,わかりやすく表現されているので,とても勉強になります。全体を通じて感じられることは,人体がいかに巧みに作られているか,そしてそれによって私たちの命がうまく守られているかということです。私たちは自分の体に時に負担をかけるようなことをしてしまいますが,この映画を観ると,自分の体を労わることの大切さを身に染みて感じます。また,小中学生の皆さんにとてもお薦めの映画だと思いました。