第413回 塾生の集客

学習塾にとって最も大切で切実な問題は「生徒集め」,つまり「集客」ではないでしょうか。

私は時々,塾を経営しながら全国の個人塾を応援するために「学習塾経営研究会」を運営されている河野優先生のユーチューブを見ています。

先日の河野先生のユーチューブは個人塾ならではの「塾生の集客方法ベスト10」がテーマでした。

これからの塾経営では,少子化が大きな問題です。河野先生の地域の高校では,20年前には1学年に120名の生徒がいたそうです。しかし今では,40名しかおらず,先生の塾に通う生徒も当時の30名から現在ではたった2名だそうです。それは生徒数の減少により,高校が事実上全入になったことが主な要因で,今後は地域の人口が3万~8万人程度のところでは,県立高校そのものがなくなるという事態も懸念されているようです。

そういった状況の中での生き残りの条件の第1は,ともかく「明るくて勢いのある塾」になることのようです。それを踏まえて,「塾生の集客」も,「明るくて勢いがあるというところを見せる」ことが大切なようです。
その集客方法の第1は,「校門前配布」だそうですが,その方法にしても「バイトに任せる」のではなく,塾長自らが通学する生徒に声を掛けながら「明るく元気に配る」のがポイントのようです。そして第2位は「ポスティング」だそうです。

ただしそのやり方は,地方と大都市では大きく異なるようです。大都市では,夜間に集合住宅などを中心に1時間600枚ぐらいを撒くことができます。一方地方では,夜間に撒くことは厳禁で,そのやり方には工夫が必要なようです。その他の方法は,紹介カード,リストマーケティングなど様々あり,「なるほど」と思いました。集客のコツは,これらの手法の数種類を組み合わせることのようです。

これらの手法に興味をお持ちの方は,ユーチューブで「学習塾経営研究会」を検索し,拝聴されてみてはいかがでしょうか。