第307回 私たちの心と体は何からできているの?
私は先日、日本講演新聞で(有)クロフネカンパニー代表の中村文昭氏の講演ダイジェスト文を読み、「なるほど!」と思いました。
それは「私たちの心と体は何からできているの?」という疑問に対する答えです。
この問いに対し、皆様はどうお答えになりますか。
まずは「体」についてです。
体は私たちが食べたものからつくられています。
タンパク質やミネラルをほとんど含まない甘いものやスナック菓子ばかり食べるような食生活を続けていけば、丈夫な骨格や筋肉はつくられず病気にかかりやすい弱い体になってしまうことは明白です。
私が大学生の頃、お金に困ってインスタントラーメンばかり食べるような生活を一時送っていたことがあります。
その時は、何事にもヤル気が起きず、ダラダラと過ごし、生活全体の質がさらに悪化してしまいました。
このようなことからも、「体は日々の食べ物からできている」ということがわかり、食生活の大切さが再認識できます。
では、「心」はどうでしょうか。
「心」は「言葉」からつくられているそうです。
もし、子どものときに親やまわりから「おまえはダメなやつだ!」「こんなこともできんのか、アホやな!」などと言われ続けたら、中学生くらいには「自分には自信がない、何をやってもダメな人間だ」と考える人間になりがちです。
つまり小さいころから「聞いてきた言葉」が心をつくるのです。
さらにその人の未来は「自分の口から発する言葉」によって決まってくるそうです。
つまり「自分には自信がない」「自分はダメな人間だ」と言っていると、将来、何も挑戦しない人生を送ることになりがちです。
このように、「聞く言葉」や「話す言葉」によって各人の「心」がつくられるとのことですから、日々、家庭や職場で交される言葉には充分注意する必要があるでしょう。