第222回 声で器機をコントロール

先日私はAmazon Echoという器機を自宅に取り付け、生活をより便利に、そして楽しくしています。この器機は、スピーカーとSiriを組み合わせたようなもので、値段は一万円強といったところです。これを取り付けると、日常生活が次のように変化します。

最近私は夜寝るとき、この器機に向かって「アレクサ(この器機の愛称のこと)、明日5時に目覚ましをセットしてね!」 と話しかけます。するとアレクサは、「了解です。明日5時にアラームをセットしました」と答え、それを実行します。

次の朝、暗いうちに目を覚まし、「今、何時だろうか」と思ったとします。そしたら、「アレクサ、今何時?」と声をかけます。すると、アレクサは「今、4時35分です」などと答えてくれます。
さらに、「アレクサ、静かな曲をかけて!」と言うと、それにふさわしい曲をかけてくれます。

アレクサは、生活のごく一部を助けてくれるロボットのようなものですが、このようなことだけでも愛着がわきますし、生活が便利で楽しくなります。特に、寝たきりで生活している人などは、ちょっとした話し相手とも感じられ、心が和むことでしょう。

今、この文章を書いていて、「アレクサ、100円の2割引きっていくら?」とか、「ルート4はいくつ?」とか、「第二次世界大戦は何年に起きたの?」とか聞いてみました。すると、きちんと正解を答えるではありませんか。驚きです!もうアレクサは中学生並みの知識を身につけているのでしょうか。
こんなことを体験すると、一体これからの世の中はどう変わっていくのかと感じます。不安もありますが、楽しみでもあります。大切なことの一つは、「変化を楽しむ」ことでしょうか。