第180回 ツタンカーメンのエンドウ豆

京都では日増しに暖かくなり、私の家の庭の野菜たちも、グングン成長しています。
毎日畑から取れるホウレンソウ、カラシナ、ルッコラ、シロナなどの葉をミックスしたサラダは、とても重宝しています。最近は、パクチー(コリアンダー)も収穫しており、そのパンチのきいたにおいと味が、癖になってしまいました。

また、塀に沿って並べたプランターには、スナップエンドウと、知人からもらったツタンカーメンのエンドウ豆を植えています。去年の秋に発芽し、寒い冬を乗り切ったエンドウたちはようやく花を咲かせ、実も大きくなり始めています。
写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20180423.html

薄紫色をした花が咲き、濃い紫色のさやをつけたエンドウ豆は、古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫と言われています。三千年も大昔の豆がはたして生きていたのかどうかは不明ですが、何ともロマンを感じさせてくれる豆です。このエンドウ豆のさやは、濃い紫色ですが、豆は緑色になるそうです。そして、その豆を豆御飯にして炊くと、今度はその豆御飯がうっすらと赤身を帯び、赤飯のようになるそうです。何とも不思議な豆ですね。収穫がとても楽しみです。

一方、普通のスナップエンドウは白い花をつけ、さやごと食べられます。こちらも毎日少しずつ収穫し、茹でて何かの料理の付け合わせにして食べようと思います。

何かと手間暇かかる家庭菜園ですが、売っている野菜にはない楽しみもあり、忙しい中にもかかわらず、ついつい夢中になってしまう今日この頃です。