第72回 お箸のマナー

私は、会食の時などにお刺身を食べる際、お刺身についた醤油が垂れぬよう、お刺身の下に手の平を置いていました。しかし、これは作法に反しているようです。正しくは、醤油皿を手に持っていただくか、手の平の代わりに懐紙をそえるか、だそうです。

また、箸置きに箸を置かず、器の上に置く人もいますが、これも誤った作法のようです。器は普通、円い形をしています。その円の上に箸を置くと、「円(縁)を切る」ということになるそうです。そうならないようにするために、箸置きがあるそうです。箸は箸置きの上か、料理が置いてあるお盆の縁の立ち上がりに掛けるのが、正式の作法のようです。