第49回 イルミネーションの変化

イルミネーションというと、今まではクリスマスシーズンに期間限定で登場、という感じでした。しかし今は、年が明けても点灯されています。その秘密は何なのでしょうか。

それはLED電球の普及です。LED電球1個あたりの単価は従来の電球の約5倍ですが、消費電力は少なく、熱を出さないので周辺の環境にも優しく、耐久性も高いというので好評です。

大規模な施設では、LED電球を100万個以上使っており、そのイルミネーションだけで、年間10万人以上の人を呼んでいるそうです。LEDは一度購入すれば、あとは手間いらずで数年はもつので、その演出が成功すれば、充分採算にのるのだそうです。

ただ、LEDは太陽光と全く違う光で、直進性も強いため、植物などに悪影響を及ぼさないかという懸念もあるようです。新しく便利だからといって、多用するのは考えもののようです。