第233回 大台ヶ原

私は先日、大学時代からの友人で山が大好きな人と奈良県の南部に位置する大台ヶ原に行ってきました。大台ケ原は吉野熊野国立公園の特別保護地域になっており、貴重な自然が残されています。大台ヶ原の最高峰は日出ヶ岳で、標高1695mとそう高くはありませんが、大台ヶ原は同じ様な高さの山々が多く連なる台地になっており、年間の降水量が3500mmを越える日本一の多雨地帯です。私は今まで日本一の多雨地帯は屋久島だと思っていました。しかしそれは間違っていました。

大台ヶ原のいろいろな資料を展示しているビジターセンターではこんなパネルがありました。写真はこちらをご覧ください。
http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20190523-11.html
これを見ると、降水量が3.5メートルと言うのはどんなにすごいことかわかります。頭でわかるのと、実感するのとでは大きな違いがあることがよくわかりました。

大台ヶ原には、山頂近くに広い駐車場があり、そこまでは車で行けます。そこから3 、40分ほど登山すると、大台ヶ原山に着くことができます。そこからの展望は素晴らしく、感動しました。写真はこちらです。
http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20190523-12.html

山頂から4時間ほど歩くと大台ヶ原一帯を周回できるようになっています。山の楽しみは、周りの景色もそうですが、所々に咲いている花や珍しい植物が見られることです。周回する道の1部にはシャクナゲのトンネルがあり、ちょうど花が満開でした。まさに一期一会と言う感じで、この場所のこの時期しか見られないと思うととても感動しました。写真はこちらです。お楽しみください。
http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20190523-13.html