人生の最後についての質問
昔から日本人は「死を考えることは縁起が悪い」と感じる傾向があるようです。しかし,死は誰にでも訪れます。だからそのことを日頃から考えておくのも大切でしょう。
先日,日本講演会新聞の中で,あのよ~エンターテインメント代表 主任ケアマネージャー介護亭楽珍氏の講演ダイジェスト文を読み,「なるほど!」と思いました。氏は「ACP研究所」という組織を運営していますが,そこで作った「人生の最後にあなたは何を大切にしていたいですか?」という次のようなチャートがあります。
1.「最後まで歩いていたい」
2.「痛いとか苦しいのは嫌だ」
3.「周りの人が自分の最後を理解して尊重してくれる」
4.「お金のことで家族がもめないようにしておきたい」
5.「安心して過ごしたい」
6.「人生を振り返った時,良い人生であったと思える」
7.「食べたい時に食べ,食べたくない時は無理強いされない」
8.「望まない治療はされない」
9.「家族や友人などお世話になった人とお別れをしておく」
10.「子どもたちの意向に従う」
11.「自分がどうなっていくのかを教えてもらえる」
12.「動けなくなってもお風呂に入れてもらえる」
13.「最後までトイレに行きたい」
14.「家族に迷惑をかけない」
15.「自宅で過ごしたい」
16.「笑顔を絶やさず過ごしたい」
この16個の中から,あなたが最後まで大事にしたいことを5つ選び,さらにその中から3つに絞り,1~3番まで順位をつけることが大切なようです。そして,それを深く突き詰めるのです。例えば「望まない治療はされない」を選んだとしたら,では「どんな治療なら望むのか」まで考えるのです。「迷惑」についてもそうです。「迷惑」とは自分ではなく相手が決めるものです。相手に「それって迷惑よ!」と言われたら,それが迷惑です。だから元気な時から周りの人と,「どんなことが迷惑になるか?」について話し合っておくことも大切なようです。
さて,私は先日「棺桶まで歩こう」萬田緑平著<幻冬舎>という本を読みました。その本からは「最後まで歩いてトイレに行く」という目標をもち,下肢筋力をつけることの重要さを知りました。
